Saturday 30 April 2011

Cycling with my brand new Trek 7.3...早速サイクリング

昨日納車となった私の自転車は、アメリカTREK社製のクロスバイクで7.3FXといいます。昔からこのメーカーにおもいいれがあったわけではなく、たまたまこの町に取り扱い店があり、対応が親切だったという事が決め手となりました。 

 一ヶ月前までは知りませんでしたが、僕の理解では、クロスバイクとは、トライアスロンなどで使われるロードバイクにチョットだけ野山を駆け回るモトクロスバイクの頑丈さを加えた感じのバイクで、僕の印象では当直着に上着を羽織って町の中を走るには最も適したバイクです。 

 悲しいかな、一日経って自転車置き場に我が自転車を見に行くと、ママチャリ用の自転車カバーは風に飛ばされ跡形もなくなっておりました。本体を盗まれなかったのは何よりですが、少し気持ちがヘコみます。 

 気を取り直して、今日は橋向こうの鮮魚が自慢の居酒屋まで自転車で向かいました。やはり軽快な走りで車道の左端を進みます。さほど車が多くない事もありますが、変に絡んで来たり幅寄せして来る車も無く走りを楽しめました。 

 何より橋からの夕焼けは美しく脳裏に焼きつきます。普段夕焼けを見る事のない日常に違和感を抱かなくなっている自分を発見出来たのは幸いかも知れません。そんな中で大きな橋というのは中間地点を頂点とする丘のような作りになっている事をペダルが教えてくれました。当たり前の事ですが、車のアクセルペダルはなかなか教えてくれない事です。 

 居酒屋なのにアルコールは飲まず、たらふく美味いものを食べましたが、往路復路それぞれ二十分ずつのサイクリングは大変良い腹ごなしになります。なにより両足の心地良い気怠さが運動した気にさせてくれます。 

 帰宅後、ドイツ製の二本のチェーンで固定し、盗難防止に努めています。泥棒さん、僕の新しい趣味をどうか奪わないで下さい。

Friday 29 April 2011

To tell the truth I bought another bike...ついに別宅Bicycle

当直先への往復旅費は支給されますが、滞在中のちょっとした外出は基本的に自己負担です。コンビニに行くにもそば屋やカレー屋に行くにも一々タクシーを呼ばなければならず、極めて不自由な上にコストも掛かります。
以前からこちら用の自転車購入を検討してはいたのですが、最近の自転車熱と感じの良い自転車店を見つけたことも手伝って、この度クロスバイクのエントリーモデルを購入してしまいました。
 エントリーモデルとはいえその走りは滑らかで走りは軽快です。また、短時間でも体を動かせる喜びは何とも言えません。
 一時的には支出はかさみましたが、過去一年で使っていたタクシー代よりは安いのではないかと計算しています。恐らく冬が来るまでに元は取れるだろうと。

Tuesday 26 April 2011

パパチャリ! Classical Japanese bicycle for men at work

思えば私の自転車の記憶は、小学生の頃にさかのぼります。あの頃の自転車といえば黒塗で5段、6段の変速機つきが定番で、ものによっては電飾まで付いていました。電飾が羨ましく感じられましたが、そんな電飾も電池を交換してまで点灯させている少年はなく、すぐに「節」電飾になってしまうのですが。。。自転車に乗るようになり行動範囲が広がる事で得られた大人感を今でもはっきりと覚えています。

 今の子供たちはどうでしょうか?本当に気の毒なのですが、5年生の我が子が自転車に乗って友達と街を探検していくことはほとんどありません。誰かのうちで遊ぶという習慣自体がなくなっているようで、遊ぶときは校庭開放の時間帯に学校で遊んでから帰ってきます。塾や習い事でかなり忙しそうです。

 街中を見回しても、自転車屋に行ってもあの頃のような子供用自転車は皆無です。我が家の子供たちも、街で見かける子供たちもカラフルなフレームの横文字海外メーカーの自転車が主流のようです。近所の公文教室の前に止まっている自転車も似たような車種でした。ただ、値段はあの頃の国産自転車とあまり変わっていないような気もします。

 一方、同じく30年前、私が子供の頃に大人たちはどんな自転車に乗っていたでしょうか???さすがに電動自転車はありませんでしたが、いわゆるママチャリは昔も今もかわりません。後輪が二枚になっていて間にカゴがついている三輪車も時々見かけていました。。。

 では、パパたちはどんな自転車に、、、と考えてみても中々思い出せません。ごついフレームにごつい荷台、ごついスタンドの業務用の黒自転車あたりは思い出せますが、街を駆け抜ける大人の姿は少なかったように思います。パパたちもまたママチャリにのっていた姿を思い出します。

 昨日、近所のスポーツクラブまで自転車で行ったところ、色とりどりの格好良い自転車が止められていました。ロードバイクもクロスバイクも私のようなフォールディングバイクもありました。スポーツクラブに来ているのは大人だけなので、当然これらの自転車の持ち主も大人なわけです。30年の間に大人の男性が自転車に楽しんで乗る事が許される時代になったのだなぁと改めて認識した次第です。

 まだ、パパチャリという言葉を聴くことはなく、社会的には成人男性と自転車はまだまだ結びつきが弱いかもしれませんが、いずれ、日本でも自転車文化が成熟する日が来るであろうと期待をしています。

Thursday 21 April 2011

Commuting on my Brompton Bromptonでの”ジテツウ”

ロンドンの車道を走る自転車族は、相応の緊張感を持ち車道を疾走していました。老いも若きもヘルメットを着用し、蛍光色を身にまとっての走行で、その脇を通過する自家用車やバスもかなり容赦なく飛ばすので、いわば真剣勝負といった様相を呈していました。

東京はどうでしょうか。ロンドンと比べると東京の車道には圧倒的に自転車の数が少なく、地域によって自転車の種類も大きく異なります。

例えば板橋区から豊島区への道のりでは、ママチャリが最も多く、車道、歩道の区別なく自由きままに乗っています。車道を走る際の逆走や信号無視はあたりまえで、その走行方法に何ら疑問を抱いていないようです。ちなみにヘルメットの着用者は皆無です。

一方、ずんずんと南下し渋谷から恵比寿、目黒あたりを走ると、ロードバイク、クロスバイクといった走りを追求する人たちが主流になります。特に交通量の多い通りではその傾向が強いです。ただしヘルメットの着用者は決して多くなく、ロンドンのサイクリストのような蛍光色を身につける人も稀です。

さて、私はといえばなんちゃって自転車通勤ですから、途中は電車も利用します。でもこれはロンドンでは珍しいことではなく多くのBromptonユーザーがしていることなのです。自分自身、誇りを持ってBromptonに乗っているとはいえ、ロードやクロスバイクの人たちからみれば「おふざけ」にしか見えないのかもしれません。

しかしながら、やはりここはロンドンの流儀を守ろうと、ヘルメットを着用し、薄暮には蛍光ベストを着用し、バックバック用の蛍光カバーも装着します。ヘッドライトもテールライトもばっちりです。

つまり、私のとってCommuting cyclingは交通手段である前に趣味であり娯楽であるのですが、ここで事故に巻き込まれ、仕事に支障があってはならないわけで、可能な限り最大限の事故防止対策は職業人として、あるいは家族を養う世帯主としての当然の責務なのです。

ですから、ここ東京にあって、たかだかBromptonじゃないか、あんな小さな自転車に乗るのに大げさだな、という冷ややかな視線にさらされる事になったとしても、ヘルメットと蛍光カラーの目立つ装いは続けていこうと思っているのです。

自分ではこのファッションは案外かっこ良いと思っていて、子供たちの評判も悪くありません。ですから、今日帰宅したその足で長男の塾にこの格好のままお弁当を届けに行きました。

ところ、蛍光ベストを身にまとい右手に折り畳んだBrompton、左手に弁当袋を持った私をみて事務のおねえさんたちは驚きの表情を隠さず、開いていた引き戸から垣間見えた5年生のクラスはにわかにざわめきました。「あれ誰?」「××のパパだよ」

ただ、私は見逃しませんでした。子供たちの好奇の視線は私の右手の物体に集まり、その表情はむしろ羨望に満ちていたことを。

わたしは心の中で子供たちにこう話しかけました。
「この小さく折り畳まれているのは、実は自転車なんだ。世界で最もエレガントで、世界で最も心地よく走り、世界で最も格好良く折り畳める最高の自転車におじさんは乗っているんだぞ。」と。
「これに乗ってみたかったら、まずは勉強をがんばれよ。そして自分で稼いで買いなさい」とも付け加えました。

「羨望」の部分が私の勝手な妄想でないかどうか、明朝、子供に確認しておきます。

Thursday 7 April 2011

Hello, My Brompton! 2



注文したBromptonを受け取る為に初めて訪れたお店は、かつて日本のどの町にもあったような自転車屋さんでした。日本の自転車屋さんとの違いは、取り扱っている自転車がどれもおしゃれなことと、屋外に展示してある自転車は全て施錠してあること。

ドアを開けて中に入ると早速Folding bicycleが所狭しと展示されていました。






どうやら私が注文した時期にーXのつかない通常タイプのフレームのBromptonを数多くお店側が注文したようで、色とりどりのBromptonがきれいに折りたたまれて並んでいました。私のBromptonもこの中にあるのでしょうか?

店員さんに名前を告げ、Bromptonを受け取りに来たことを知らせると、店の奥から段ボール箱を取り出してきました。覗いてみると、確かに入荷したばかりのM6L-xがちんまりと梱包されているではありませんか。

店員さんは丁寧に箱から取り出して、くるくると人差し指でねじを回しながら手早く組み立ててくれました。おー、これがRaw Lacquer Colorですね。何とも言えず愛おしい。。。

壁には、取り替え用のサドルが並んでいます。サドルなど交換してどうするのかと思っていましたが、実物を見てみると、これがとても美しいのです。これもすこし乗りこなせるようになったら購入を検討しましょう。

フロントに鞄を設置するためのBlockと折りたたんだ後にスーツケースのようにスルスルーッと引っ張るためのEazy Wheelを取り付けて貰う間に店内にあるAccesoryを物色しました。

鞄は全ての種類が揃っていましたが、購入予定のなかった革製のA-Bagが何とも美しく、完成度の高いBagであったため、最後までC-Bagと迷いました。A-bagが予想以上に完成度が高く、C-bagが予想以上に質感がしょぼかったのです。結局、弁当を入れられないという難点がある上、自転車通勤時に革の鞄を持ち歩くことは無いと判断されたため、今回はC-bagで我慢しました。

また、日本では自転車を裸で持ち歩くことを咎められる可能性があることから、かぶせるタイプのカバーも購入しました。長距離の異動の可能性を考えてB-Bagという自転車梱包用のバッグに入れ、まわりには十分に緩衝材を入れてもらいました。

全ての支払い手続きを終え、VATの返金用の書類も受け取り、固い握手を店員さんと交わして店を後にしました。

自室までB-Bagを肩に掛けて無事帰宅。帰宅途中にも何台ものBromptonを見かけました。みなさんかっこよく乗りこなしているのがとても印象的でしたが、日本でどうすれば格好良く乗りこなせるか、、、これが今の私の悩みどころです。

Wednesday 6 April 2011

Hello, My Brompton!



 いよいよ引き渡しとなりました。
 Bromptonというイギリスのメーカーは、Folding Bicycleのジャンルにおいては知らない人はいないトップメーカーです。恥ずかしながら、ここLondonに来るまでBromptonのことは全く知りませんでした。しかし、Londonで生活をしているとBromptonの自転車を見かけない日はありません。London Schoolの講義に来るLecturerがBromptonを片手に教室に入ってきたこともあったくらいです。

 Bromptonの自転車の購入方法は大きく分けて二通りあります。一つはCycle Shopが選んだ仕様の自転車を購入する方法で、いわば吊しのスーツのなかから自分のサイズと好みにあったものを選ぶようなものです。もう一つは自分の好みの通りBrompton社に注文する方法で、スーツの仕立てに似ています。

 実際にはスーツのように事細かにサイズを測るわけではなく、いくつかのチョイスから選んでいくだけなのですが、自分だけの自転車が工場から届くと思うと、何とも言えず、気持ちが高揚するのです。

 しかしながら、自分の好みを注文する後者の問題点は、4-6週間の納期を待たなければいけない事です。私がBromptonの自転車購入を検討し始めたのが三月半ばですから、すでに帰国まで4週間を切っていました。実際、London市内の多くのCycle Shopに問い合わせてみましたが、4週以内の注文は受け付けられないとの返事しか返ってきませんでした。

 ここがダメなら諦めようと問い合わせたロンドン中心部から少し東に離れたところのCycle Shopに問い合わせたところ、意外にも快諾してもらえ、ごく短時間のうちにBrompton社からの期日までの納品の確約まで取り付けてくれました。

 そして、先週の土曜日に
 「届いたよ」
 と電話があり、本日受け取りに行った次第です。実際には注文から納品まで2週間と1日しかかかっていません。

 本日の講義が終わってLondon Schoolを後にしたのは4時半。London School近くのGoodge StreetからCharing CrossまではUndergroundで3駅ほど下り、Charing CrossからはOverground Trainで東に向かいました。






 Charing Crossからはほんの15分から20分ほどで目的地のCatford Bridgeに到着しました。予めGoogle Mapで確認していたとおり歩き始めると、すぐに目当てのBicycle Shopを見つけることが出来ました。

(つづく)