Sunday 20 April 2014

Summary of Challenge Taiwan 2014 / 総括!

チャレンジ台湾2014 総括
Summary of Challenge Taiwan 2014
4.19.2014





Total time 7'44"30 
Place 603 / 730 
(category 116/139, gender 532/640)


Swim 33"36 (34 from the top)

Bike3'48"32 (40 from the bottom)
Run3'01"22(119 from the bottom)


Body Height 176cm, Body Weight before the race 91kg!!



Swim- 波もなく、水も程よく澄んでいるとても泳ぎやすい人造の淡水湖でのスイム。水温は23℃前後で、ウェットスーツを着用して心地よく泳げる程度。長辺が1kmの長方形で位置確認もしやすい。ウェーブスタートのため150名程度ごとのスタートとなり、バトルも殆どなく安心して泳ぎ始めることが出来る。下の写真で、僕の後ろに集団が写っていないのがその証拠。
Swim- artificial calm and clear fresh water lake was quite comfortable. 1km long rectangles shape helps athletes to identify the location easily. Water temperature was about 23C. Since only 150-200 athletes start at each wave, there were minimal battles or contacts at the swim start.



Bike- スタートはおおよそ海抜10m程度、そこから40-50mくらいまでゆるゆると登り、最高100m程度で、さほど激しい登り下りはない比較的フラットなコース。オープンコースのため、自動車と並走するが、車道と同じ幅の二輪車レーンが全行程で設定されており、自動車に由って二輪車レーンが塞がれている事は一度も無く、また自動車によって危険に晒されることも一度もなかった。エイドは22.5kmごとに3カ所。全てのエイドで、水、スポーツドリンクをバイクボトルで提供される他、バナナなどの食べ物も用意されている。
Bike- lowest 10m above sea level, highest slightly lower than 100m, fairly speaking it was a flat course. It was open course but auto-lane and bike-lane were strictly separated and no automobiles obstructed the bike lane. During my 90km ride I have not encountered or seen any accidents or contacts by automobiles. Aid stations were located at 22.5km, 45km, 67.5km. Each station provided water / sport drink by bike bottles and food such as bananas.




Run- Flowing lake周囲に始まり、海岸線の公園、旧台東駅を整備した鉄道芸術村、旧鉄道敷設跡のサイクリングロードなど趣のあるコース。一般道を横切る箇所がいくつもあったが、その度にボランティアの皆さんによって自動車を停めて頂き、危ない思いをする事は一度もなく、大通りを横断する事が出来た。周回部分はおよそ1と1/4周する感じで、二回目に鉄道公園がゴールとなっている。町の中心部では通りがかる町の人たちは「ジャーヨー」「ジャーヨー」と声援を下さるのが心強い。途中、公園内は一般観光客も多く、公園内の狭い歩道を走る事で観光中の皆さんを邪魔してしまう懸念があった。エイドは1.5kmから2kmごとに用意され、水、スポーツドリンク、コーラ、食べ物、スポンジなどが用意されていた。トイレがあったエイドはそのうち半分くらい。
Run- starting from the side of The Flowing Lake, the park by the coast, The railway art village, former railroad cycling course was enjoyable course to run. Aid stations were located every 1.5 to 2.0km. Each station provided water, sport drink, coca-cola, food and cold sponges. About a half of the aid stations prepared bathrooms.



 台東へのアクセス
 私の取った道のりは、
自宅(タクシー)羽田 -(JL097)- 台北松山 -(立栄航空)- 台東 -(送迎バス)- ホテル(2泊)。
 台東へのアクセスは思っていたよりも悪くなく、特に羽田から台北松山空港に到着する便を選択すれば、国内線への乗り継ぎは国際線の出口から100mほど歩くだけという快適さであった。台北・台東の国内線は華信航空(Mandarin Air)、立栄航空(Uni Air)の二社で、便数の多い立栄航空のウェブサイトは英語表記への切り替えがなく、日本人の私が独自に予約する事は実質的に不可能と感じられた。かくいう私も台北松山空港より先のエアチケットとホテルは代理店にお願いした。当初、立栄航空の預け入れ重量制限がかなり厳しいと聞いていたため預け入れ荷物を極力減らしていたが、往路復路で一緒になったアスリートたちから自転車を預けられなかったという苦情は聞かなかった。空港職員に聞いたところ実際には30kgまで預け入れは可能であったようである。

    Access to Taitung
My house - (taxi) - Tokyo Haneda - (JL097) - Taipei Songshan - (Uni Air) - Taitung -
Naruwan Hotel (two nights)
    Access to Taitung was not too bad. If you have a flight to Taipei Songshan Airport(TSA), transit to domestic airline (Uni or Mandarin) was only 100m walk from the exit of international area. Reservation of domestic flight was should be done by travel agencies since the website of domestic airlines were not foreign user friendly. Although the aircraft to / from Taitong were small, all the bike cases were accepted.



 台東での時間
 レースに関連して接する機会のあった大会関係者、ボランティアの皆さん、選手の皆さんは総じて大変親切で、様々な場面で助けて頂いた事に対していくら感謝してもしきれないほどであった。ただ、必ずしも英語や日本語が通じる訳ではなく、例えばボランティアであれば10人程度のグループのうち一人、二人程度は英語で質問し、的確に回答を頂けるレベル。タクシーに至っては英語はほぼゼロ回答。窮余の策から日本語を呟いた時になんとかなった事が一度あった。

 大会本部のNaruwan Hotelがトライアスロンメイン会場として便利だったかというと、必ずしもそうでなかった。トランジションエリアやゴール会場まではバスで15分程度の距離であり、徒歩だけでの移動は厳しかった。また町中ではタクシーも少ないため、選手はともかく、応援に同行した家族はそれなりに動けないといけないようである。ただ、ホテルスタッフの対応は基本的に親切で、滞在期間中不快な思いをする場面は全くなかった。

 ただ、大会本部からトランジションエリアまでの距離が遠く、またバイクとトランジションバッグ預け入れが前日19時までであることを考慮すると、台東入りは前々日か、遅くとも前日午前中には入っておきたいところである。

    Staying in Taitung
    Event staffs and volunteers are all friendly and very kind to athletes. However, not all of them speak English. Only from my impression, one in ten volunteers at the hotel and One in three at the transition area speak English fluently and provided proper and practical advice to athletes. If you take a taxi, you should not expect to communicate in English. Ask bell staffs to tell your destination to the driver.
    If you choose Naruwan Hotel to stay, it is a comfortable enough to stay and all the staffs are very kind to the guests. However, it took 10-15minutes to the transition area by bus (plus 5-10 minutes walk) and may be 10 minutes to the goal area. It might be O.K. for the athletes but could be long journey for attending families especially during daytime of the race day since the number of buses and taxi are limited.
    Since the transition area is remote from the hotel and the bike and transition bag deposition must be done by 19:00 of the day before the race, it is better to be in Taitung two days before the race or at least in the morning of the day before the race.



 結論として
 チャレンジ台湾2014に参加出来、完走出来た事について私は多いに満足しています。もし、諸事情が許すようであれば是非また台東に戻って来て走りたいと思います。願わくばもう少しお腹をへこませて。。。

    In conclusions,
    I am satisfied with Challenge Taiwan 2014 and I would like to come back to Taitung again if possible. Hopefully after losing some weight...



 おまけ、
 Transitで利用した台北松山空港1階の牛肉麺のお店。何となく胸騒ぎがしたので立ち寄ってみると、極めて美味でした。日本のうどんに近いこしの強い麺もスープも牛肉もどれも美味しいのでぜひお試しください。


    Beef noodle shop on the ground floor of Taipei Songsyan Airport. You'd better try it!


Saturday 19 April 2014

Road to Challenge Taiwan 2014-10 Race Day Run part

 中華大橋から坂を下り、トランジションエリアへ向けてバイクを進めました。両側の大腿四頭筋を攣った痛みを引きずったまま、バイクを降り、バイクを押して歩き、ヘルメットとバイクラックに戻しました。すでに周りのバイクはラックに収まっており、残った選手は僅かである事が分かります。

 トランジションバッグを受け取ると、バイクシューズからランシューズへ、キャップを被り、バナナを頬張り、水をがぶがぶと二杯飲み干してランに向かいました。

The run course of 21km. 1 and 1/4 laps to go.

 
The Garmin map. almost the same.

 ランコースは、スイムで泳いだFlown Lakeの周りを回った後で、昔の台東駅に向かう端線跡を現存する鉄道沿いまで走り、その後は一般道でぐるりと市内を一周します。おおよそ1.5-2kmごとにエイドが用意されていて、水、スポーツドリンク、コーラ、スポンジが順に並べられていました。

 スタートから2kmほどは歩くのがやっと。最初のエイドを越えてようやく走り始めるも、1kmと持ちません。仕方なく、走っては歩き、歩いては走りを続けました。前半の4,5kmは公園の中を走り、その後はしばらく旧線路を使ったサイクリングロードを走ります。スタートから5kmあたりに、旧台東駅を利用して作られた鉄道公園があり、ここがゴールになっていました。すでに21kmを終えてゴールに向かう選手を横目にさらに16kmの旅へ向かいます。



  歩いて、走ってはなんとかなりそうですが、気がつくと指先の痺れ、なんとなくぼんやりとした感覚が続きます。どうやら熱中症のようです。エイド毎にスポンジで首から頭から冷やし、水分を補給しました。塩分についてはゼッケンベルトに梅ペースを巻き、15分に一回ぺろっと舐めました。

Grabbing iPhone in my hand

Totally exhausted...
 10kmあたりのエイドで尿意を催し、排尿すると、少し元気が戻ってきました。利尿が泊まっている脱水状態からはいくらか改善したようです。ちょうど宿泊していたNaruwan Hotelの裏を通過したのもこのあたりでした。

 あとは、走って、歩いて、走って、と走りの割合を増やして行きました。周りの選手をみると私と同じように走っては歩きを繰り返している選手が目立ちます。なので、ランスタートの頃からずーっと道中を共にしている選手も何人かいました。

 一般道の横断の際は、ボランティアによって交通整理がなされます。信号にかかわらず選手優先で申し訳ない状態でしたので、大通りを横断する前後は歩かずに走りきるというルールを自分に課しました。

 何度か、応援の母に向けてメールを送りつつ、歩みを進めるうちに二周回目に入りました。あと残りは数キロです。ここまでくればなんとかなる。

 鉄道公園に入り、ゴールへの分岐点まで来たところで、母と娘のピンクの水玉を発見しました。娘はまちくたびれてやや疲れた様子、本当に申し訳ない。。。

 






  トータルタイムは7:44:30でした。スイムだけだと35位だったのですが、終わってみると下から15-20%の順位、バイクとランで570名ほどに抜かれました。が、大きな怪我もなく時間内にゴール出来たことは何よりでした。


Road to Challenge Taiwan 2014-9 Race Day Bike part

 今回の113km初挑戦で最も不安の要素が大きかったのがこのバイクパート。swimもrunも単独であれば経験済みの距離であり、それよりも長い距離でさえ経験していたので何ら不安は無かったのですが、バイクは最長が昨年のSanta Barbaraで走った55km。しかもSanta Barbaraのときには登りきれずに自転車を降りて押した部分もありました。

 加えて、昨日、到着後に慌てて組み立てたセッティングが不安でした。Bike caseに梱包時にシートポストを何度か上下に動かしたときに、目印の白いマークがすっかり消えてしまっていて、高さが分からなくなっていたのです。何となくこの辺かなとセットした状態で数キロ走りましたが、どうもサドルの高さが低いのです。

 しかたなく、バイクを降りて、サドルを上げました。それでもう一度走り始めましたが、やっぱりまだ低い。さらに数キロ走ったところでもう一度サドルを上げ、ようやく、どうやら練習していたのと同じくらいの高さに到達したようで、お尻の穴をサドルで隠しつつ下腹部に力を入れて、脇を締めたフォームでもおへその前に広い空間を確保出来るようになりました。

 今回の113kmのうち、バイクは90km。全く未知の領域の途中で力つきてしまうのは本意ではなく、私の今回の目標は、年老いた母をつれてゴールラインを越える事であるのだから。

 そのために、バイクは、むやみやたらに飛ばさず、周りに追い抜かれても決して自分のペースを崩さない、頑張って足を使いすぎない、ということを繰り返し確認しながら走りました。つまり、いかに頑張らないか、をswimの時と同様に自分に確認し続けたのです。

 僕の作戦は、エイドで休憩の時間も含めて合計4時間をあてがい、22.5kmごとに1時間、途中アクシデントによる休憩も含めて1時間とした。かなり余裕のある時間配分にすることで、焦ったり、気ばったりしないだろうというもくろみでした。その結果、比較的上位でバイクをスタートさせた分、周りの選手からはビュンビュンと追い抜かれ続けました。

The bike course was open course. But Bike designated lane was safe and secured. It was comfortable enough.

台湾は日本とは逆側を車が走りますので、往路は海沿いを走りました。コースは一般車両が通行する、open courseになっていましたが、車道の脇に2mはあろうかという広い二輪車、自転車ゾーンが設けられていて、そこには一時停止の車もなく、レース中、脇道から車がのぞく事も無く、大きな不安を抱く事も無いまま走る事ができました。




 長丁場になりますので、積極的な補給を心がけました。トップチューブに9個の液体チューブ(Shotzなど)を10kmごとにチューチューと吸いました。開封の時にダラーッと甘い液体が手に付いてしまい、べたべたが残ってしまうのが不快でしたが、エイドごとに貰う水ボトルで手を洗えるので我慢しました。

 ドリンクボトルはダウンチューブとシートチューブに一本ずつ用意しました。一本がスポーツドリンク、もう一本が蜂蜜とレモンのぶつ切りを入れた濃厚自家製蜂蜜レモン水でした。スポーツドリンクは水分を、蜂蜜レモンはエネルギー補給のために設置し、さらに、水をエイドごとにもらうことで、うまいこと役割を果たしてくれた気がします。

 エイドは22kmごと、つまり丁度自分が区切りと計画していたところに一カ所ずつ設置されており、水ボトル、スポーツ飲料ボトル、バナナが提供されました。当然、エイドでは必ず立寄り、一旦足を付いて、水ボトルを貰う、バナナを一本食べる、をルールとしました。

 22.5kmまでは、何となく登っていたり、下っていたりが続いたが、通り過ぎてしまうとさほど遠くもなく、時間も1時間まであと5分以上残っていた気がした。うん、これは大丈夫かもしれない、と考えていました。走る前に何となく覚えていたコース高低図ですが、どうやら30kmあたりに一番高い登りが待っているということだけ覚えていました。
 

The bike course is 45km round course. 1 lap for 113, 2laps for 226.


 エネルギー補給に加えて、塩分の補給は塩分タブレットを気がついた時に2−3個ずつ口にしました。塩分だけは明確なルール作りが出来ず、うまくいったかいかなかったかよくわからず、今後の課題になりそうです。

 最も高いとされる30kmあたりの大きな上りですが、だらだらとスピードを落として辛抱しているうちに気がつくと、走行距離が30kmを越えている感じでした。なので、気がついてみると、越えていたぞ、楽じゃなかったけど、これなら大丈夫かな?と、小さく安堵できたのを覚えています。

 45kmの折り返し前3kmくらいは国道から一本外側の海岸線を走りました。ここの景色はもっとも美しく、写真を撮りたい衝動にかられましたが、iPhoneを取り出す元気はなかったので目に留めておきました。さらに、折り返し前最後の1kmは登り坂、恐らくこの坂道が全行程の中で最も急だったと思われます。降りて自転車を押している選手も居たので、過去の悪夢がよぎりましたが、なんとかジグザグ混じりにヨロヨロと登りきる事が出来たのは幸いでした。


 坂を上りきって折り返してみると、現金なもので、半分を終えたという精神的なゆとりに包まれました。これなら行けそうだという気持ちになれたのが何よりでした。復路は、往路とは逆の山側の二輪車レーンを走りました。

On the way back to the transition area. I was eating something...


Lap time for every 5km. Each included short break within the distance.

 復路にはいってすぐのところのAIDでも水分、バナナを補給しました。往路の感覚からこの先7-8kmあたりから登りが待っていることも想像出来たのですが、往路でこなしているせいか怖さはなく、ゆるゆるながらペースを落とさずにいけば何とかなるだろと腹をくくり、実際、そのとおりで越える事が出来ました。順調に10km毎に摂取していた液体栄養剤も一つ、また一つと消費して行き、ジェル袋の残数が残り距離のindicatorにもなってくれたのです。

 しかしながら、ラップタイムを見てみると、前半よりも後半に時間がかかっていることが分かります。走っている時間が遅かったのか、休憩時間が長かったのか、恐らく両方でしょうが、自分の思惑に反して結果的には前半の方が快調に飛ばしていた事が分かります。

 最後のエイドは残り20kmのところ。ここまで来ると、runに向けていかに足を残すかに気持ちは絞られた。速い選手たちはあらかた先へ進んでしまったのか、周りには僕と同じくらいの速さの選手が増えて、あまり抜かれなくなっていました。

 最後の10kmは、ランに向けて気持ちを切り替え、余力を残そうということで頭は一杯でした。しかし、登り、下りが小さく交互に続き、足を使ったのか、90kmの長丁場に足が疲労していたのか、わかりませんが、最後の中華大橋にのぼる坂道で両足を攣ってしまいました。。。

 大橋の距離は数キロでしたが、だましだまし、ゆっくりと進み、やっとのことで渡りきりました。。。

Road to Challenge Taiwan 2014-8 Race Day SWIM part


 当日は、226kmのロングの人が5時30分までに、私が参加する113kmの人は7時15分までにトランジションエリアの準備を終わらせることになっています。ですので、ほてるからのシャトルバスは、朝4時から6時半までは15分毎に、6時半から8時までは30分毎に出発していました。

   The transition area is open until 5:30 for 226km, until 7:15 for 113km athletes. To be in time, shuttle buses carry athletes from our hotel to the transition area  every 15 minutes from 4:00 am to 6:30, every 30 minutes from 6:30 to 8:00.

 6時15分のバスに乗って会場に向かい、会場から一番近い交差点でバスを降りると、そこから10—15分程度歩きます。その間にドリンクボトルを貰ったり、応援されたりで、気分は高まってきます。

Shuttle Bus drop off area. need 10-15minutes walk to the transition area.

トランジションバッグへのアクセスは出来ませんでしたが、トランジションエリアにあるバイクは接触出来たため、ドリンクはこの日の朝にセットしても良かったのです。また、バッグに入れ忘れたソックスはバイクの弁当ボックスに忍ばせておきました。

 ちょうどそのころ、226kmのトップ集団の選手がぽつり、ぽつりとスイムを終えて陸に上がって来ていました。今から考えてみると7時前後でしたから、6時に始めたスイムを1時間前後で終わらせている計算になります。

 スイム会場は、Flowing Lake、活水湖という淡水の人造湖でした。事前にweb画面で確認したスイム会場は下の図のような形でしたので、横に広い正方形に近いイメージだったのですが、


Seems like a square shaped lake

実際に現地で見てみると、こんなかたちでした。
Flowing Lake. A huge rectangle 1km long swimming pool!  


 長辺が1kmほどの巨大なプールでした。こちらでは「活水湖」と表記する淡水のプールのような湖でした。遥か向こうにあるブイまで一往復で1.9km、ロングの人たちは二往復で3.8kmとなっていました。陸から眺めると大層遠くまで泳がされるんだなぁと思いましたが、遠くに流されたり、自分の位置を見失ったりしなそうだという点ではよい会場でしょう。


 バイクラックで隣にお二人いらした日本人選手にご挨拶してみる。お二人ともトライアスロンのベテランで、毎年、珠洲のミドルに参戦されているとのこと。バイクコースについてお聞きすると、ここのコースは高低差が少なく、また海岸の景色も美しく、楽しみにしているとのこと。さらにランのコースも旧電車路を遊歩道にした道のりで大変楽しめる設計になっているとの事だった。

    According to the weather forecast, highest / lowest temperature of the day are 28 / 24 C, respectively. I felt I might not need a wetsuit to swim Flowing Lake. But I was advised to wear a wetsuit for protection and to make swim part easy and comfortable.

    And it was right. 

   Swim start was separated by four waves. Each wave has 150-200 athletes and does not make the start line too crowded. If fact, there was almost no battles or physical contacts around me. The water was fairly clear and the temperature was comfortable, not too warm, not too cold.



 思ったより気温が高いので、ウエットスーツは止めても良いかなと思ったが、たまたまホテルのエレベータで一緒になった白人の男性に、きっと着ていると楽ができるからその方が良いとアドバイスされ、そのまま着用した。結局この白人とはスタートも一緒だった。そんな何気ない会話がスタート前の無駄な緊張をほぐしてくれるから不思議である。

 最後の一滴まで絞り出そうと、仮設トイレにも入る。参加者は1000人程度いるはずだが、仮設はさほど混雑していなかった。が、紙はないので、大便だったら悲惨な事になっていた。

 スタート15分前に湖ベリの壁にスタンバイし、3分前に入水。バトルも心配されたが、113km4ウェーブに分かれており、スタート時点ではそこまで人が密集していなかった。

 スタートの合図とともに、同じホテルの白人が前に出たので、足下目指して一緒に泳いでみた。おおよそ僕が予定していたペースよりも速く、100mを1分20−30秒で進む印象であった。無理をすれば付いて行けただろうが、そんなつもりはさらさらなかったため100mくらいで離脱し、「抑えて、抑えて」と自分を言い聞かせて泳ぎ続けた。

 300mGarminvibrationがあり、430秒の表示。予定は300mごとに5分。速すぎるので抑える。

 500m、またvibration。設定は300mごとの筈だったが500mでもなるらしい。なんだか紛らわしい。。

 600m、今度は5分強だったか?、あれ、落としすぎた、、、このあたりでやや蛇行してしまい、無駄に泳いでしまったせいかも知れない。

 900m、まもなく折り返しのところ、5分程度。
折り返してから顔を上げてゴールを眺めるとあまり人影がない。どうやら第一ウエーブは皆先に行ってしまったのかもしれないが、慌てずに泳ごう。

 1200m、このあたりで再び4分台に戻る。別にスピードを上げているつもりもないし、体もきつくない。まあ、このペースでよい。
 1500m、またGarminがブルブル。

 1800m、後少し。もうスピードは上げない。このあたりで、赤い帽子のスイマーにすいすーいと追い抜かれる。後ろのウエーブのトップの選手だろうか??

 1900m
、ゴールはすぐ目の前で、水中に階段が見える。思っていたよりもあっという間だった。さあ、起き上がろうと思うと、屈強なボランティア青年に右手と左手を引っ張り上げられ、らくちんに陸に上がった。目の前にはレッドカーペットが敷かれ、沿道には応援の人たちが大勢いる。「ジャーヨー!ジャーヨー!」とかけ声が止まない。スピーカーからは"Ichiro KO-GA, from J-A-P-A-N"のアナウンスが鳴り響く。なんと心地よいのだろう!

    Just about to finish 1900m, I saw stairs in front of me under the water surface. And when I put my foot on the first step in the water, friendly volunteers pulled my both arms to getting out from the water.
   People watching the race cheered me up "ja-yo-","ja-yo-." and the speaker shouted "ICHIRO KO-GA-, from J-A-P-A-N-!!" I felt soooo good to hear that noise.

checking the time of swim part...

The audience cheered me up and turned my face smiling




 長ーいトランジションランの先でトランジションバッグを受け取り、バイクへの準備を進める。ずるっとウエットを脱ぎ、ヘルメット、グローブ、ドリンク、バナナ、もういちどドリンクを口にした後で、トランジションバッグに水泳道具とウエットを放り込み、置き場へ放置し、自分のバイクへ進む。ソックスがバイクの弁当箱に入れてあるのでそこまでは裸足ですすみ、よろよろとバイク脇で靴下、靴を履き、さらに股にワセリンを追加する。我ながら冷静でした。

 バイクを手で押しながらゲートへ進み、歓声に背中を押されつつバイクにまたがろうとすると、バイク乗降線の10mほど先に前に母と娘の姿を発見!思わずそこまで歩みを進め、にっこり掛け寄ると、母は私を撮影し、娘は「パパ、泳ぐの楽しかった?」と意外な事を聞かれ、そうか、楽しまないとダメだな、と4歳の娘に気づかされ、バイクにまたがったのでした。


    After the long, long transition walk (didn't run), I took off my wetsuit and wore bike gears.  Pushing my bike with my right hand, I started to run toward the bike mount line. Just passed the line, I found the same tri-wears in the crowd, my mother and my daughter.  I walked toward them. My daughter said "did you enjoy swimming in the water?"

    She was right. She just noticed me what I should always remember.  I have to enjoy being here and I have to enjoy the race!!!