Monday, 21 March 2011
Commuting Bicycleという発想、Brompton
ロンドンの町を歩いていると、おなじみの真っ赤な二階建てのバスが走っている姿を思い浮かべる方が多いと思いますが、もう一つ、伝統的な黒いツーボックス型タクシーがあります。
そして、その脇を果敢に走り抜けていくのがBicycleなのです。
ロンドンの自転車は車道しか走ることが出来ないため皆さん必死で走ります。ヘルメットは必須、上半身はたいてい蛍光カラーのウィンドブレーカーのようなものを着用して走っています。
自転車の種類は様々ですが、特徴的なのが、その中にかなりの割合で車輪の小さな折りたたみ自転車が見られることです。自宅から職場まで、あるいは大学まで丸々自転車だとちと遠すぎる、という場合に”キセル”の真ん中の部分は公共交通機関を利用し、両端を自転車でという利用の仕方があるようです。
こちらに来てから知ったことなのですが、イギリスには歴史のある折りたたみ自転車工房があって、そこで作られた折りたたみ自転車をロンドンの人たちはこよなく愛しているのです。そのメーカーはBromptonというもので、私は知らなかったのですが、日本でも確実に顧客を増やしているようです。
さて、気になるのはそのお値段で、確かにこちらでも決して安い買い物ではありません。エントリーモデルならば7-800ポンドで購入も可能ですが、ハイエンドになると1300ポンド台になります。Evans Cycleというところでは1389ポンドで販売しています。
しかしながらこのハイエンドを日本で購入しようとすると、とあるウェブサイトでは262500円とあります。つまり2000ポンドです。いくらなんでも値段が上がりすぎなんじゃないかと、つい思ってしまったわけです。ならばこちらで購入してから帰国しても良いのではないかと、、、
数年前までは個人輸入も可能だったようですが、現在ではイギリス国内のCycle Shopではどこも海外への発送は行って居らず、原則として店頭渡しということを標榜しています。
まあ、これだけでも500ポンド以上の価格差があるわけです。
さらに仮に自転車本体を1300ポンド、付属品を200ポンド購入したとしましょう。1500ポンドの支払いになりますが、実はイギリスは17.5%の消費税(内税)が掛けられていますので、そのうちの262.5ポンドは消費税なのです。もし、このCycle Shopが消費税還付の対象店であった場合、帰国時に消費税相当額(最大14.3%)が還付されるようです。
ですから、同じ自転車と付属品を200ポンドほど購入しても日本国内で購入するよりも700ポンド以上安く上がってしまう計算になります。
実際には、滞在費や休暇取得の問題、またメンテナンスを考えると日本での購入が良い部分もあるわけですが、わざわざ日本からBromptonの自転車を受けとるためだけに来ても十分ペイする計算ですね。
これで、私が滞在中にBromptonの自転車を購入したくなった理由がご理解頂けたのではないでしょうか?
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