Friday, 26 October 2012

My first half marathon, Done!

 元々、私は長距離走が苦手で、苦手故に好きではなく、中高生の頃から一貫して長距離走を避けて生きてきました。大学時代にも体育会水泳部のイベントで長距離走がありましたが、何かと理由を付けて参加を回避してきました。それほど苦手で走る事を想像する事すら出来ませんでした。

 思いが変わったのは昨年の10月にアクアスロン大会に参加した時。改めて自分の走力を思い知らされ、これではとてもトライアスロンが成立し得ないと実感しました。以来、マイペースではありますが、ちょっとずつ、走る事を生活の一部に取り込むようになりました。

 今年1月に10kmの部で参加したのが初めてのマラソン大会でしたが、このとき、57分台という予想を上回る好タイムが出たため、ランを舐めてしまったようです。2月、3月、4月と走り込みは殆どせず、果たして4月の石垣島トライアスロンでは全く走れない自分に幻滅する事に成りました。以来、毎月目標を定め走り込むようになり、晴れて今回はもう一段ハードルを上げてハーフマラソンに参加しました。


  良い条件としては、トライアスロン仲間から準備についてはいろいろと教えてもらう事が出来た事でしょう。エントリーすべきレースの情報、レース前の準備、服装やテーピング等の装備、補給食、など細かい事まで教わり、準備は万端でした。

 悪い条件としては、大会前日が当直のため、病院から会場に直行することでしょう。日曜日の朝は9時に当直を引き継ぐのですが、引き継ぎやら研修医への指導やらを済ませて病院を出発したのは、9時20分を過ぎていました。

 最寄りの北千住に9時55分。荒川沿いのタートルマラソン会場にタクシーで駆けつけ、土手に上った時点でスタートの号砲が響き渡りました。ところが、この大会はハーフマラソンだけで1万人以上が参加するマンモス大会のため、スタート地点まで長蛇の列が出来ていました。号砲を聞いた後で荷物を預け、スタート待ちのポジションに混じる事が出来ました。幸運でした。

 今年の1月に10kmランに参加したことがありますが、マラソンイベントはほぼ初めて。今回のタートルマラソンは、ハーフ部門だけで参加者が10000人を越える巨大な大会で、走っても走っても人の群れは続きます。

 周りの人たちの走りが僕が思ったよりも遅かったので、ほぼ周りのペースのママ付いていき、隙間があれば少しずつ追い抜いて走りました。最初の5kmは、ずーっとこのペースで、6分30秒から40秒代という予定よりも遙かに遅いタイムでした。タイムが遅いにもかかわらず、余裕綽々というわけでもなかったのです。

 このぺーすのまま、6km、7kmと進み、8kmまでは流れに呑まれるように走りました。ところが、8kmに到着したところで、コースの幅員が減少し、渋滞にぶつかりました。荒川堤防の改修工事による影響で500-600mほど歩いたでしょうか。自分の限界まで走り続けたいという思いはありましたが、少し休めて良かったという気持ちもありました。




最高気温25度という予想外の暑さに、帽子を忘れるというミスも重なり、確実に体力は奪われていきました。サポート力を期待して履いているワコールのランニングタイツも暑さを考えると本当にプラスだったかよく分かりません。

 それでもまだ余力があったので、渋滞を越えてからはペースを上げて、6分10秒代から20秒で10km、11km、12kmと進みました。11kmと12kmの間で、折り返しを迎えました。まだ走る事は出来る、だけどここでようやく半分だとするとちときつい。。。

 13km、14kmまでは6分30秒40秒で乗り越えることが出来ました。しかし、もはや余力はありませんでした。エイドでコップに手を伸ばすと、ぴたっと足が止まってしまいました。次のエイドまでは走れますが、またエイドに到着すると足が止まる、その繰り返しでした。

 最後の数キロは朦朧としながら足を動かし続けました。そしてゴール。タイムは2時間33分12秒。おそーい。おそーい。大変恥ずかしいタイムですが、ゴールで我がトライアスロンチームの仲間が出迎えてくれました。この時に撮ってくれた写真に最高の笑顔で収まっていたことに私自身驚きました。これこそ、マラソンの賜でしょう。




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