Sunday, 2 November 2014

Road to Ironman Taiwan 70.3 vol.06 Race Day, Swim part



 スイムスタートは、エリートの選手たちがスイムをスタートし、一周回終えるであろう620分すぎに設定されています。その前のTA閉鎖は545分なので、午前4時には起床し、5時20-30分に現地に到着する予定の500分のバスに並びました。


 ところが、このバスがくせ者で満員になり次第出発という条件がついていたようで、5時丁度のバスには乗車出来ず、結局乗車出来たのは5時10-15分頃でした。やきもきしながらも乗車出来たバスは観光バスではなく地元の路線バス。運転手さんはどういうわけか行き先が分からなくなっているようで、迷ってしまい、ようやくバスが TAに到着したのは5時32分でした。
 ちらりほらりと不安になりつつも10分ちょっとの間に予定していた準備を全て終えました。ちょうどその頃に、TA closedのアナウンス。残念ながらTA内のトイレには間に合いそうになく諦めました。

 幸い、TAからビーチの方に向かう途中、スイムスタート地点すぐそばにも大きなトイレがあり、そこで小用を済ませる事が出来、あとはスタートラインの後ろで待ちました。




スイムコースは二周回になります。紹介されていた図面では、三角形に泳ぎ、その頂点が砂浜近くのように描かれていますが、実際には砂浜から頂点までがもっと長く、ほうきのような形に近いです。

今まで経験した事が無かったのですが、今回のスタートはrolling startという方式で、ある時刻を過ぎたら好きなタイミングで水の中に入って良いというものでした。




SWIM part

 スタートを待つエイジグループ選手は大きく3グループに分類されていて、35分以内に泳げる選手、35-50分の選手、50分以上要する選手の順でスタートを待っていました。6:00にエリート選手がスタートし、エリート選手たちが一周回のターンを終えるのを見届けたところで、エイジグループ選手がスタートしました。

 ホーンが鳴り響き一斉にスタートするのに慣れている身としては、なんとなく拍子抜けでもありますが、結局35分以内のグループはほぼ全員が一斉にスタートしており、結局通常のスタートと変わらない状況で、もみくちゃになりながら泳ぎ始めました。まともに泳ぐ事が出来ません。

 また、この日は太平洋に台風が居たせいかなにしろ波が高く、日本の海水浴場であれば遊泳禁止になりそうなレベルでした。

 最初の4,500mはとにかくバトルの連続でした。波とバトルで大幅に体力が奪われながら進んで行きました。ブイは手前に一つ、沖合に二つで三角に置かれていましたが、泳いでいるイメージとしてはカタカナのコの字型に泳ぐ感じでした。もみくしゃになりながら一周を泳ぎ終えました。一旦陸に上がることで体力を奪われるのがいやので、出来れば陸に上がらずにそのままもう一周回したいところです。


 それでも一周した段階で一旦陸に上がると自分のコンディションが冷静に把握出来るかなあと考えて、すたすたと小走りに進みましたが、実感としては自分が泳ぐ前に想像していた以上に疲れていました。スピードが速い訳でもないのに疲れているのは波とバトルによるとしか考えられません。。


 二周回目にはいると人影もじゃっかんまばらになり、周りの人とぶつかる事も少なくなりました。とくになにか変わった事がある訳でもなく、ぼんやりと泳ぎ続けました。ぼんやりとブイを曲がり、ぼんやりとまたブイを曲がり、最後の砂浜までの直線は、ちょっと速い選手の傍らで泳ぎ、揚陸の準備をしました。


 トラブルは最後に起こる物で、やっと岸に辿り着いたと思い立ち上がろうとした瞬間に砂浜に足を取られ、両足を攣ってしまい、思わず波打ち際に仰向けに倒れてしまいました。

係員が近づいてきましたが、助けられると失格になりそうだった(実際にはどうなのでしょう?)ので、差し伸べられた手はお断りして、体で転がるようにしてまず砂浜に上がり、足の攣りが収まるのを待って、ゆっくりと這って砂浜を上って行きました。痙攣が起こらないように時間をかけて自分の自転車まで歩いて進みました。




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