Hakone Ekiden Journey vol.07 / 箱根駅伝お遍路 その７、3区のこりと4区完走の巻

　しばらく、ご無沙汰になっていた箱根駅伝お遍路でしたが、この連休を利用して箱根芦ノ湖へゴールしてしまおうと思い立ち、昭和の日を利用してスタート地点の茅ヶ崎駅へ向かいました。

　早起きをして表情は明るいのですが、ここ１０日ほどでかなり走り込んでいたせいで足がかなり重いです。

Chigasaki Station, today's start point

　茅ケ崎駅までは東海道線を利用してやってきました。グリーン車を利用すると快適ですが、ジョギング姿でグリーン車に乗っているといささか周囲から浮いてしまうこともあります。ま、気にしませんが。

　実は茅ケ崎から平塚中継所まではそこそこの距離があります５kmくらいかなと思っていましたが、実際には茅ヶ崎駅から国道134号線に出るまでに1km強ほどあり、さらに中継所までをあわせると６−７kmになったようです。

　すでにこの時点で足が重いこと重いこと。本当に走りきることができるのかと自問しましたが、せっかく時間を作ってここまで来たのにやっぱりダメでしたと帰るわけにもいきませんので走り続けました。

まずは、国道134号に出るまでの道のり。なんとも言えずのどかな空気の町です。

surf-board carrying bicycle

サーフボードを積んだ台車を引っ張る自転車に、自転車のサイドにサーフボードを乗せる自転車。このタイプの自転車はこのあたりでしばしば見かけました。

Route 134, Going west!

すでにこの時点で足が重いことに気づいていましたが、いつか楽になると信じて、、、。

Hotel Pacific

確か、サザンオールスターズの曲でHotel Pacificという歌があったと記憶していたのですが、134号が右にカーブするあたりでした。世に出てきたのはどっちが先なのでしょう。

Crossing The Sagami River

長い長い相模川を渡ります。橋から河口を見ると幾つか釣り船宿が軒を連ねていて、港町の風情が漂ってきます。なにか、うまいものが食べられそうな予感もしましたが、まだ走り始めて間もないので我慢しました。

基本的にはどこもこんな風な立派な歩道が整備されていて走りやすい区間でした。

この先に、花水川橋があり、ガストやらなにやらを超えた所が中継点だったのですが、ついうっかり撮り損ねてしまいました。橋をわたってすぐのところが平塚中継所です。

画像でみるとこんな感じです。３区の選手たちは、花水川橋を渡りきると中継所で待っている４区の選手が視界に入ってくる感じでしょうか。

この道路をまっすぐ走ると西湘バイパスにつながりますが、選手たちは左側の側道から国道1号線に出て、大磯駅の方へ向かいます。大磯駅前の通りは昔ながらの風情を残していて、街並みも美しくほっと一息つける雰囲気でした。

Old store near Oiso Station

Oiso Station, painted 300 years ago.

　なんとなく、ではありますが、昔の錦絵の雰囲気も偲ばれます。ちょうどスタートして10km走ったところでしたので、コンビニの軒先で一息つくことにしました。

Short break at 10km point, near Oiso Station

大磯を過ぎるとすこし海岸線から離れて走ります。こんな感じの並木道を走ったりします。

70km from Nihonbashi (almost start point of Hakone Ekiden)

日本橋から数えて70kmですから、箱根駅伝スタート地点の読売新聞社前から数えてもほぼ70kmということになるでしょう。思えば遠くに来たものです。

Ex-prime minister Shigeru Yoshida residence

ふと横を見ると吉田邸がありました。吉田茂は、まだ交通も整備されていない時期に大磯と永田町の間をどのくらいの時間をかけて移動したのでしょうか。

Ninomiya Station on the right

右へ曲がると二宮駅でした。

国府津駅の手前にあるコンビニエンスストアでもう一度休憩にしました。

日本橋から80kmまでやってきました。

あとすこしでゴールというのはわかるのですが、休まずにはいられず、最後のコンビニ休憩はローソンで。

　酒匂川を渡す酒匂橋。お正月の新聞を見るとここが４区の勝負所などと書かれているものもあるようですが、走っているといよいよこれを越えれば小田原だなぁという実感を得られるポイントでもあります。

Tokaido Odawarajuku (Odawara Station located on Tokaido Road)

　そして、ついに小田原へ。かつての東海道五十三次の小田原宿です。小田原は品川から数えて９箇所目の宿場町になりますが、ここが4区の中継点。さらに次の宿場は箱根ですから5区のゴールになるわけです。

"Man-yo-no-yu" The Public Bath in Odawara City

Odawara Station/ 小田原駅

　本日のゴール小田原駅でした。一風呂浴びて汗を流し、新幹線で品川までひとっ飛びで帰宅しました。途中の戸塚駅や茅ヶ崎駅に来るよりもずっと早く帰れるのが不思議な気分です。

　Today's Distance 26.9km, well done!
The next goal is The Lake Ashi

　本来、４区は最も短い区間なので１８−９kmですが、茅ヶ崎駅から３区のゴールである戸塚中継所までの部分を足して２６．９kmでした。

　次回はいよいよ往路のゴール芦ノ湖を目指して坂を登ります。