Sunday, 22 May 2011

What if you were involved with a traffic accident in developing countries? 途上国で交通事故にあったらどうするか

やはり、自転車に乗る限りは交通事故の問題を避けて通ることは難しいと思います。先日のThe Lancetの冒頭にあった歩行者と自転車に優しい街作りは、幹細胞移植に比べれば最先端とは言えないけれど、最先端の医療よりも遙かに多くの命を救うことにつながるのだという記事が頭から離れません。
http://www.decadeofaction.org/


例えば、
#1通勤通学に自転車を用いた場合、その途中で交通事故にあった場合にどうするか?
#2思い立って輪行バッグに自転車を入れて田園地帯に赴いたはいいが、行った先で思いがけず事故にあった場合にどうするか?
#3自分自身の可能性に挑戦すべく、国外へ行って国境をいくつも自転車で越える旅の最中に交通事故に遭ってしまった。どうするか?

#1については、恐らく救急車の要請、医療機関の受診はさほど問題ないでしょう。また、日本サイクル協会などの保険に加入していれば経済的な負担を軽減してくれることになるでしょう。しかし仮に保険に加入していたとしてもそれ以上の出費も考えられ、加えて事故が原因での欠勤に寛容な職場が国内にどれだけあるのか、甚だ心細い限りです。

#2輪行先での事故は、さらに訪問先からの移送費用がかかります。山間部や公共交通機関の乗り継ぎなど思いの外大変であることは想像に難くありません。

#3医療費の面からも医療資源の面からも適切な医療が受けられるかどうかは怪しいところです。日本の健康保険は国境を越えませんので、個人加入の保険の範囲で治療を受ける事になります。問題は、その国のその地域に自分に必要な医療機関、サービスが存在するかどうかです。

先ほどLondonでの同僚のカナダ人整形外科医Steveにメールで聞いてみたところ、正直の所途上国で事故に遭い、仮に骨折したとしたら、現地で添え木を添えて貰い、可及的速やかに帰国することが一番であろうとの返事でした。途上国での環境と医療資材に乏しい途上国では適切な手術を受けることが難しく、また仮に未熟な整形外科医による手術を受けたとしても帰国後に再度それをやり直さなければならない事例も多くあるとのことでした。私自身、自転車による海外の冒険を書いたBlogを読むと羨ましくなる思いを禁じ得ませんが、日本であれば当たり前のように施されている治療が現地では必ずしも保証されていないことを忘れてはいけないのです。

やはり、自転車乗車中の交通事故の相当数はある程度未然に回避しうる事故であるわけですから、出来る限りの対策は講じておくべきだと肝に銘じております。

Since I read the editorial of The Lancet, I was wondering what I can do if I got involved with a traffic accindent in developing countries.  I sent an e-mail to my friend Steve, highly skilled Canadian orthopaedic surgeon, to ask his opinion.

He kindly sent me very quickly, "Thanks, Steve"
......I see a lot of people who get hurt in car accidents in low income countries and usually have to redo the surgery as it was done wrong or the wrong hardware was put in for the fracture( maybe that was all that was available). The best thing if you can is to splint the fracture if possible and fly home asap. The infrastructure for emergency response and trauma care is just not there in these developing countries as it is in our countries........


I would agree with Steve 100% about this issue.  I think the point is (as he mentioned) in developing countries both medical facilities and human resouces are limited or absent.  Not like in Japan or in other developed countries.


Even in Japan, I have chance to be involved with a traffic accident.  But I know quite a large portion of traffic accidents are preventable.  I will do everything I can and everything I need to avoid traffic accidents when I ride a bicycle.
ヘルメットは正しく被りましょう。Wear your helmet properly!

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