Monday 30 July 2012

黒塗りに乗るのではなく、走って出勤できる特権

日本の社会では、偉くなったら運転手付きの黒塗りの車で出勤というのがイメージとして定着していますが、もし、環境に優しいエコロジカルな社会を作るのならば、この概念を根底から破壊しなくてはいけないでしょう。

偉くなると、ラフな格好での出勤が許される。究極はランでの出勤。
偉くなると、職場に専用の自転車駐輪スペースが置かれる。
偉くなると、職場にシャワースペースを提供される。

現代のランニングウェア、サイクリングウェアは大変な優れものです。これを職場で採用すれば、屋内のエアコン設定が28度だって十分快適です。

俺も出世して、ああなりたい、という姿を変える。いかがでしょう?


Sunday 22 July 2012

My bucket list

トライアスロン一年目のシーズンは3つのレースにエントリーし、すでに2つを終了しました。今年は残すところ横浜のみです。二回しか走っていませんが、レース後の爽快感の為にまた頑張ろう!レースを走る為の日々のトレーニングを頑張った分だけ、レースでご褒美を貰えているのだと感じます。

まだまだ、初心者ですが、少しずつ距離を伸ばし、一つずつ目標のレースに参加できればと思っています。もし、おすすめのレースがありましたら是非、お知らせください。よろしくお願いします。

I am not quite sure how many of these I can cross out from the list. And I am not sure whether or not I will be able to finish Ironman distance in the future. Nevertheless, once I started my triathlon life, I am dreaming of finishing Ironman race in the future and to make these happen, I will keep training myself to be fit, fast and strong.  If you have any recommendation in addition to these races, please let me know.

My bucket list of triathlon races

Olympic distance
Ishigaki Island Japan  --->> finished on Apr.22.2012
Seagaia Miyazaki Japan --->> finished on July 08 2012
Yokohama Japan,  --->>already registered for 2012
Lifetime Chicago               (Aug 26 2012)
Trirock Sun Diego             (Sep 09 2012)
Trirock Clearwater            (Nov 11 2012)
Escape from Alcatraz       (Mar or Apr 2013)
NYC triathlon                    (Jul 14 2013)

70.3 Half Ironman Distance
Hopefully in 2013~
Tokunoshima Japan

Ironman 70.3 Buffalo city SA (Jan 20 2013)
Ironman 70.3 Colombo     (Feb18 2012)
Ironman 70.3 Singapore    (Mar19 2012)
Ironman 70.3 Cairns         (June 09 2013)
Ironman 70.3 Vineman      (July 15 2012)
Ironman 70.3 Yeppoon     (Aug 19 2012)
Ironman 70.3 Salzburg     (Aug 26 2012)
Ironman 70.3 Cozumel      (Sep 23 2012)


Ironman Distance
Hopefully in 2014~
Miyako Island Japan
Goto Island Japan
Challenge Copenhagen
Challenge Roth
Challenge Wanaka
Ironman Port Elizabeth
Ironman Cairns
Ironman Los Cabos
Ironman New York
Ironman Frankfurt
Ironman Kona

Tuesday 17 July 2012

Ten points which made me fit during Seagaia triathlon race

Triathlonを有利に運ぶ10のポイント

うまく有利に運べたポイント
補食
今回は、先輩アスリートのアドバイスに従って、特にバイクの間の補給を意識しました。

1.梅丹本舗のMeitan CC、Meitan CCC
液体補給食といえばどれも濃厚で、ねっとりと口の中で後を引く甘さだと思っていましたが、このMeitan CCは不思議と後味が悪くないようでした。梅の酸味のせいでしょうか、甘みのキレが良いようです。本当はランに入る直前でMeitan CCCを投入しようと思っていたのですが、Transitionのごたつきですっかり忘れてしまいました。

2.バナナ
朝食会場でカットバナナを二きれほど頂き、BENTO-BAKOに入れておきました。合成食とは違い、レース中のバナナは俄然美味しいです。

3.ドリンク、ドリンクホルダー
手を離さずに飲むことが出来る、ドリンクホルダーはやはり秀逸だと思います。
今回はDHバーの間に一つ。ダウンチューブのホルダーに一つ、ドリンクボトルをセットしましたが、ドリンクボトルの中身は、結局DHバーの間の容器に移し替えて飲みました。中身はビタミンCの酸味があるスポーツドリンクで、水よりも飲みやすい気がしました。

ウエア類
4.帽子
夏の日差しの中を走るのに帽子は不可欠です。今回、主催者から選手全員に大会特製帽子がプレゼントされたのは、やはりこういった配慮からでしょう。確かに暑い暑いレースでしたが、帽子がいくらか緩和してくれたことは間違いありません。

5.シューズ、シューレース
はき慣れた靴を選択するのは言うまでもありませんが、私はこのシューレースに変えたお陰で、トランジションの際の履き替えが容易になり、走っている間に紐がほどけることもありません。重宝しています。


今回、有利に運べなかった反省すべきポイント
6.ルートの下見
今回、前日に宮崎入りしましたが、バイクコースの一部を簡単に走っただけで、ルートを下見して全体像を把握することが出来ませんでした。やはり、イメージが出来ていないとペース配分も出来ません。実際、どの競技も2周回することになっていたのですが、いずれも2周回目のほうが快調に泳ぎ,走る事が出来ましたから、やはりルートの把握は大切です。大いに反省です。

7.テーパーリング
テーパーとは徐々に大会当日に向けて練習量を落としていくことを指しますが、決して練習の質を落とすことではなく、全く練習しないというのは問題なわけです。今回、レース前の一週間、殆ど走る事が出来ず、バイクにも乗れず、水曜日に一時間泳いだのが最後の運動になりました。特にレースと同じ、早朝から午前中に掛けての運動を短時間でもこなしていればという後悔が残りました。

8.カーボローディング
カーボローディングとは、筋肉にグリコーゲンを貯留させるために、目一杯筋肉内のグリコーゲンを使い切った後で意図的に炭水化物を多く摂取することによって筋肉内に出来る限り多くのグリコーゲンをため込む事を意味します。これによって最大で60分から90分までの運動が可能になるといわれています。確かにレースの前日から当日の朝に掛けて炭水化物を意識的には摂取しましたが、十分な運動が伴っていないため、どれだけ成果が上げられたかどうかは不明です。

9.睡眠、起床のリズム
これもある程度は達成できたと思いますが、極力早朝に起床するように一週間ほど前から調整する予定でした。理想通りには行かず、といったところです。

予想以上に有利に運べたポイント
10.応援団
今回のシーガイアは、同じチームのIさんと奥様のMさん、Iさんのご両親、それに息子の友と臨みました。さらに、鹿児島からわざわざDさんご家族も駆けつけてくれました。応援団の存在というのは本当に励みになる事がよくわかります。レース中は苦しいはずなのですが、息子に声を掛けられた瞬間の顔は笑顔になっていますし、その瞬間は苦しみも忘れる事が出来ます。この応援団の効果は絶大です。トライアスロンの大会に一人で来てもきっと寂しく、辛い事でしょう。


Tuesday 10 July 2012

Seagaia Triathlon Part III

 ゴール地点で、足下のベルトを係員に回収されるや否や、そのまま友のスタート地点が見えるところに向かう。その距離わずかに50m。助かった。Mさんから、ついさっきまでゴールを待っていたけど招集に呼ばれてしまったと。ゴール前で出迎えてもらうことは出来なかったが、友のスタートには間に合ったので良しとする。

Tomo is waiting for his start with his competitors.
友の得意競技は水泳。小さいときから水泳だけは続けていたので、そんなに遅いということはないだろうが、ただ低学年の部の水泳はわずかに50mなので、差が付くまでもなくゴールしてしまうだろうし、トランジションまでのショートランの方がむしろ重要かも知れない。

He just finished 50m swim and was running ahead to the transition area. It may be difficult to find him out in the picture... 
This is Tomo.

 トランジション対策はかなり綿密に、そして繰り返し確認をしたつもりだったが、やはり初めての経験で泳いで走ってきたばかりで間違えてしまったのだろうが、ホテルから着てきたウエアをそのまま着込んでしまっていた。すでに水温も気温も温かくなっていたのでウエットを着せずに、最初から最後までトライスーツだけで良いよと指示してあげられなかったことを後悔するが、それでも快調にバイクを飛ばしている姿を見て一安心。
 本人は、颯爽と走っていくロードバイクが羨ましくて仕方がなかった様子で、この日以来、子供用のロードバイクが欲しいとしきりに言うようになった。



最後のランは、思っていたよりも足取りは軽く、最後まで一生懸命走っていました。500mでしたので目黒さんまアクアスロンの時よりは楽に感じられたのかも知れません。

 Tomo was on the way to the finish line, about 50 more meters to go!

 そして無事完走。暑さの中、よく頑張りました!レースの後でIさんの持つアイスボックスにあったマンゴーを頂きました。

Old friend of mine. It was the first time to see him since the graduation of Nagasaki University.
古き友人も応援に駆けつけてくれました。ゴール前の笑顔を撮影してくれたDさん。



  もう少し、レースの余韻に浸りたかったのですが、早々にホテルに戻り、荷物を詰めて空港に向かいました。一泊二日のあっという間の滞在でしたが、大変楽しく、そして充実した時間となりました事は言葉に記すまでもありませんが、燦々と輝く宮崎の太陽から一足早く夏の休日を頂きましたので、はるばる来た甲斐が実感しています。来年はもっとトレーニングを積んで、もっと速く泳いで、走って、ゴールできるように明日からトレーニングを再開します。シーガイアリゾートさん、又来ます。ありがとう。ありがとう。
We will be back here again next year!
By then, we will be faster and stronger.





Monday 9 July 2012

Seagaia Triathlon Part II


BIKE バイク 40km

まだまだ、ほとんど全てのバイクが残っている中でのバイクへのトランジション。冷静に、
1ウエットスーツを脱ぐ、
2足を拭いて靴下とサイクリングシューズを履く、
3ゼッケンベルトを装着、
4サングラスを掛けてヘルメットを被る、
5グローブをはめる、さらに今回はランの為のリストウォッチもここで装着した。
6スタート
とほぼ予定通りに動く事が出来たが、グローブをはめるのに思ったよりまごついたのは次への反省点か。ちょっと湿気のある手にグローブをはめるのは手間取る!!

ちょっと靴の締めがゆるかったがそのまま走ってバイクを押して走路へと向かった。トライアスロンのイロハのイである制限ラインを超えた段階でのバイクへの乗車を済ませ、ベルクロを改めて締め直し、ドリンクを一口含んでから踏み始めた。

この一ヶ月ほとんどバイクに乗っていなかった事がどれだけマイナスかは想像がつかないが、その分走り込みをして来たのでマイナスばかりではないだろうというのが自分の判断。今日のテーマはバイクでの安定したスピード走行とバイク中の補給。補給の為にドリンクは1リットル用意し、ハンドルバーの間のストローが突き出たドリンク容器(通称ちゅるちゅる)とダウンチューブに装着したボトル型容器、それにトップチューブに設置した通称ランチボックスに液体栄養剤とバナナ、塩を入れておいた。液体栄養剤は4本用意し2本は一つのプラボトルに充填済み、2本は買ったままの状態でランチボックスに入れておいた。

バイクコースは南北に伸びるやや短めの一般道の直線の往復と長めの直線の有料道路を往復するコースの組み合わせを二周回。この日は、北風だったので、逆風の直線を乗り切ると、同じ距離だけ追い風の直線が待っている、その繰り返しであった。

一般道は、宿泊していたホテルに向かう道のりで両側を木立に包まれた何とも心地よい空間を走り抜ける。軽い高低差はあったが、ほとんど気にならない程度でスタートから4kmちょっとの地点で折り返しとなった。この折り返しの後で、少しずつDHバーを握ることにした。つまり、直線の多いこのコースでは、最もロスの少ないフォームが物理的にも体力的にも好ましいのである。なかなか都内の道では、DHバーを握ってのバイク練習は出来ないが、やはりレースではこれが不可欠であることが、初めて実感できた瞬間でもあった。

一般道の帰り道はあっという間に終わり、数百メートルほど海沿いに平行する一つ葉有料道路へと流れ込んだ。片側二車線ある有料道路の片側を封鎖し、それを一車線ずつで往路と復路に設定している。すでに向こうから折り返してくる選手もちらりほらりとすれ違うが、まだまだ人数は少ない。

追い風では快調に踏み込めたベダルがどうにも重い。メーターの表示スピードもずるずると落ちて行く。朝方はどんよりしていた天気もすっかり晴れ渡り、燦々と日差しが降り注ぐ。エネルギー切れ、脱水になっては大変なので、チュルチュルとストローを啜る。案外、走りながら片手で食べ物を探すのが難しい事を初めて知る。ぱっと手につかむ事が出来た栄養飲料を詰めた卵大のプラボトルを口に含み、半分ほど口に注ぎ込むと、口いっぱいにネットりと甘味がまとわりついた。そして再びチュルチュル。

いったいどこまでこの逆風が続くのか、走行距離から、おそらく目盛りが14km程度まで進めば折り返しであろうと推定し、辛抱してペダルを踏み続ける事にした。前回の石垣でもそうだったが、バイクの姿勢を続けていると背筋から大臀筋にかけて張り、程なくして悲鳴を上げんばかりに痛み出すのである。果たして今回も5kmほど走ったあたりから既に悲鳴を上げていた。少し、姿勢を変えてみたり、お尻のポジションをずらしてみたり、腰を捻ってみたり、肩を揺すってみたりしながら直線を進んでいた。

ようやく折り返し、思っていたよりも随分と小回りを求められる折り返し点をゆるりと回り、ようやく風を受けて走り始める。いろいろな姿勢を試しているうちに、DHバーを握って大きく呼吸が出来るポジションが存外に快適である事に気づく。状況は追い風で、そんなに頑張らなくても36kmから38kmの時速が維持できている。しかも腰の痛みも消えはしないが自制内に収まってくれている。向かい風の苦労が嘘のように快調にバイクは進み、あっという間に有料道路の出口に到着した。

有料道路の出口を左に曲がり、さらに50mほど海岸ぞいの一般道に進むと、すぐにメイン会場に到着する。会場の観衆を傍目に眺めつつ会場内の折り返しへコーナーを曲がると、見慣れた友の顔とMさんが待ち構えてくれていた。いつものことだがMさんの位置取りはハズレが無い。Iさんに良い嫁を見つけましたねと言うと、「代わりますか?」と返されるが、、、

二周回目に向かう道のりで、バナナを頬張った。やはり固形物はおいしい。液体の栄養剤は確かに効率よくエネルギーを吸収できるが、バナナはうまい。さらに、チュルチュル内のドリンクが空になったのでダウンチューブにセットしてあったボトルからチュルチュルへドリンクを充填した。直接ボトルから飲む事も出来るが、やはりチュルチュルからのほうが楽でよい。そして、朝、レストランから拝借した岩塩の荒削りを半分口に含み、半分はチュルチュルに落とした。

さあ、あと一周。一般道の往路、復路とも基本的にはDHバーを握り、上体をかがめて漕ぎ続けた。適宜、チュルチュルから水分を摂り、マイペースで漕ぎ続けた。一般道の折り返しが24km付近、一般道の終点が28〜9km付近。気温は上がっているが両側の木立が暑さを忘れさせてくれるのがありがたかった。

さらに一つ葉有料道路に入り、再び向かい風のなか灼熱の一本道。ぽつーん、ぽつーんと追い抜いて行く威勢の良いバイクが何台もあったが、この頃になるとそんなに勢いよく抜去るバイクは多くない。トライアスロンは前のバイクにぴたりと追走するのは「ドラフティング」といって禁止行為なのだが、私を追い抜き、わざわざピタリと私のすぐ前を走り始めるバイクを何度か見かけた。意図せずしてドラフティングになってみると、確かに風が止むことが体感できた。競輪選手がレース序盤の周回でトレインを形成するように、ツールドフランスで勝負どころまでは集団で進むように、ドラフティングは体力を温存してくれるのだ。しかし、我々一般参加のトライアスロン選手ではドラフティングは禁止行為なのである。

最終の折り返しを回り、最後の直線、追い風に身を置くと、不思議な事に足が良く動く。さほど疲れている感じはしない。DHバーを握りながら、何人か追い抜いて進んだ。サイクルコンピュータを見ると37−8km/hを示しており、もう少しペース配分を考えて前半も踏み込めば良かったと少し後悔する。

有料道路を降りて、メイン会場前の道路に入ると徐々に沿道の観衆による声援が賑わい始める。もう少しだ。でも、次のランの事を考えてラストスパートなどはせず、このまま勢いに任せる。トランジションラインを目の前に、自転車を降りると、またもや友とMさんの姿が!!つい笑顔になってしまう。ありがとう。ありがとう。

有力選手達は、サイクリングシューズもランニングシューズも裸足で履く。従って、バイクを降りる際にはサイクリングシューズをペダルに固定した状態で脱ぐ。しかし、私はどうしてもそれが心配で今回はSHIMANOの滑り止め付きソックスで臨んだ。これまでのところ、ソックスがあった方が快適な事は間違いない。

約50mほどカチャカチャとサイクリングシューズのままバイクを押して自分のエリアへ進み、ここでバイクを置き、靴を履き替え、帽子をかぶり、出発。ほとんど時間はかからずにスタートするも、やはり前回の石垣のように背中が張ってうまく走れない。でも、止まらずに、止まらずにと言い聞かせてゆっくりでも走り続けた。

RUN ラン 10km

トランジションエリアを出る事になってようやくグローブを外していない事に気づいたが、もう戻ることも出来ないのでそのままお尻にグローブを挟んでは知り続けた。うまいこと、すぐに友とMさんを見つけたので、ここでグローブを渡し、前へ進んだ。


やはり、背中が痛いのである。背中が痛くてうまく走れないのだが、あとになって写真を見てみると、応援する息子が目に留まる瞬間は思わず笑顔がこぼれているから不思議である。

今日の目標は10kmの間、歩かない事。swimbike を終えて、どうもrunに入ると目標を見失う傾向にあり、前回は背中の痛みもあってちょいちょい歩いてしまっていた。今日は、決して歩かないと心に誓って走ったのである。しかしながら、ぼくのペースメーカーでもあるNike Sportwatch GPSがなかなかGPSを拾ってくれず作動が始まらない。結局、計測を始めたのは走り始めてから800mほど進んでいたと思われる。

バイクの直線的なコースとは対照的にランはあちらこちらで曲がり角が続く。しかしながら、地元の高校生と思われるボランティアの応援とエイドが丁度良い感覚で配置されていて、走りにくさは全くなかった。各エイドには、水と薄めのスポーツドリンクが配置されていたため、この暑さをしのぐ為に、水をコップに二杯首から肩に掛けて、スポーツドリンクか水をコップに1杯、実際に口に入ったのはいつも半分くらいだったが、補給するようにしていた。



何しろ、前回の石垣に比べて気温が高く、頭の上には太陽が燦々と輝いている。思うように足が前に進まないが、ただ、止まることもない。そこが前回との大きな違いだろうか。まわりのランナーを見てみると確かに自分よりは速いが、総じて足取りが重いように見受けられる。


マリーナを越えて選手駐車場に近づいた頃にふと「こがーっ」と叫び声が聞こえた。はっと顔を上げると、そこには15年(それ以上)ぶりに再開したGさんの姿。学生時代に水泳競技会で何度となく一緒に泳いだ仲間が今、ここでも輝いているのは大いに励みになる。ちなみに、このGさんは40代男子総合で3位、1位に輝いたCさんも同じく学生の頃の水泳の仲間、自分も頑張らなければいけない!と発憤させられた。


駐車場を回り、マリーナを回り、大会本部に戻ってくるとちょうど5km。つまり半分である。このトライアスロンは三競技とも二周回で統一してあり、これは走る側としてはとてもやりやすいと感じた。あともう一周というところで、友とMさんの顔が見えてきた。友はこのあとキッズ(小学校1−3年の部)への参加が控えている。何とか友のスタートには間に合いたいが、やはり足取りが重い。


とは言え2周目になると圧倒的に気分は楽である。Swim、Bikeとも手元にデータはないが、恐らく二周目の方がタイムが良いと思われる。頭の中でコースがイメージできており、その通りに走ればよいからである。


随所でボランティアの学生さんが立っていて誘導がてら応援してくれる。
「頑張って下さい!」
「ファイトファイト!」
とか、
「良いペースです。もう一息」
「水掛けますよ−!」
など、それぞれアレンジをこらしたかけ声が背中を押してくれる。本当に嬉しい。


2周目もいよいよ後半にさしかかるところでIさんがついに僕を捉えた。「あと2km!友クンに間に合いますね!」と良いかけ声を頂く。付いていきたいところだったが、どうにも足が進まないので、ペースを変えずこのままで行くことに。


ちょっとずつ、先方に離れていくIさんの背中をぼんやりと眺めながらのこりの10分程度は進んでいったが、あと1kmというところですこしペースを上げてみた。気がつけば足下があの煉瓦色のコンクリートに変わっている。もうゴールだ!と気持ちを高めていると沿道から


「こがいちさん!」
という懐かしいかけ声が耳を突いた。なんと水泳部時代の後輩のDくんが応援に駆けつけてくれていたのだ。もう足は辛かったが、思わず笑みがこぼれていたことは後から見せてもらったこの写真が証明してくれる。




果たして、ゴールタイムは3時間1分。目標の3時間切りには1分ちょっとオーバーしてしまったが、何とか友のスタートには間に合った。


さあ、友の応援へと、そのまま浜のスイム会場に陣取ることに。

Sunday 8 July 2012

Seagaia Triathlon part I


Beautiful sunrise from Pacific Ocean. Seagaia resort is located on the coast of Miyazaki city.

眼下に広がるワトソンゴルフコースの向こう側は定規をあてて引いたようなまっすぐな海岸線。そしてその向こう側にはこれまたまっすぐな水平線が伸びる。我々の朝はこの水平線がチリチリと電熱線のように赤みを帯び、その中央から太陽が覗くちょうどその頃に始まった。時刻は4時57分。ちょっと早いと思ったが、ベッドの中でいろいろと頭を整理する。


昨夜はIさんと奥様のMさん、それにIさんのご両親とともに壮行会を終えて、ホテルに戻り、今日に向けての最終準備。息子の友を寝かせてから全ての準備が終わったのは10時ごろだっただろうか。まあ、二人分の準備というのは思いの外大変な作業だった。
This is the first race that me and my son registered on the same  triathlon event. Took me long time to prepare for the race since my son Tomo fell asleep earlier in the night.


朝5時にオープンするホテルのレストランには頭が下がる。レース4時間前に食事をするというのが、栄養学的には理想。ただ、実際にその時間からレストランを開けてくれるところはなかなか無いのではないか。今回のトラに対するこのシーガイアの意気込みは、ホテル内への自転車持ち込み許可など、随所に感じられる。

ヤヤ緊張していたのか、目覚めの良い友を連れてレストランに降りたのは5時20分頃だったか。すでにレストランには今日のレース参加者と思われる装いの人たちがちらほらとビュッフェを巡っている。当日とるべきは、やはり炭水化物ということで、宮崎ならではの冷や汁とこのホテル自慢のカレーを一膳ずつ、その他、パンプディングやバナナやもろもろ。案外、友も目覚めは良いようで、ビュッフェを散策してほしい物をそれなりに食べていた。
Very early morning, we woke up and took breakfast to be ready for the race.


余裕をもってホテルを7時5分前に出発するものの、駐車場へ向かう道すがら、友の自転車の前輪がしぼんでいる事に気づく。嫌な予感がするも、大急ぎでエアポンプをとりに部屋へ戻る。しかし、予感は的中し、残念ながら問題はバルブの部分の損傷と判明。どうにもならないので会場のメカニックを頼る事にしてそのまま車を走らせる。

ホテルから会場まではおよそ5kmの道のり。この道のりはバイクコースの一部に組み込まれている。両側が木立に包まれ走っていて心地の良い道のりで、覚えるまでもなく直線の一本道である。

海岸線の会場前の道を右折し、さらに数km走って、参加者用駐車場へ到着する。自転車さえ本調子ならここからぶらりとサイクリングということになるが、友の前輪がぺしゃんこなので、私が二台の自転車を手で押しながら二人で歩く。まあ、けっこうな距離で、途中、友が疲れて嫌になっているのが無言でも伝わってくる。なだめすかしてようやく会場へ。

締め切りが8時の選手登録を済ませたのが7時50分。予定外のトラブルが続いても大丈夫な時間に会場入りする事が重要であると勉強させられた。

さて、メカニックと探してみるものの、今日はメカニックを置いていないんですとの返事。やはり自転車関係者は人材として貴重なのか、今日はマーシャルに回っているとのことを告げられるも、私の表情が切羽詰まっていたのか、連絡を取ってみますからそのままトランジションエリアに行って下さいと指示される。

トランジションには今回お世話になったIさんご夫婦がいらっしゃり、友は見ておくからセッティングをと促される。お言葉に甘えて、自分のトランジションセッティングへ。石垣に比べると若干小振りな面積のエリアで、前回、学習した通り、使う順番にセットする。トランジションで食事をとると止められなくなるので今回は何も用意しなかった。

自分の準備を終えて友のもとに向かうと、昨日、メカニックを担当されていた方が見に来て下さっていた。実は、昨日手持ちのお金が千円札一枚しかない状態だったので自分の分だけを見てもらい、友の分は見てもらわなかったのだ。友の自転車は出発の前日に近所の自転車屋で確認済みだった事もあって安心していたのだが、それでも親切にメカニックさんは替えのパーツで見事に修復して下さった。御厚意に改めて感謝を申し上げます。

自転車がなおった後も、キッズの場合には、スタッフによるトランジション模擬練習が続く。わかったのか、わかっていないのか、わからないが、素直に聞いていたようなので黙って任せていた。その後で、着替えのセット、何を脱いで何を着るのかを、二人で確認し、復唱をさせる。よし!
Preparing for the transition for my son.  Checked what he has to do one by one.

準備が整ったところでスイム会場でのウォームアップ。ただし、解放されているのは浜から20mくらいのところまでで、ほとんどウォームアップにならない狭さ。その狭い海域を縦横無尽に皆が泳ぎ回る物だから、嫌気が差し、早々に引き上げる。ただ、水温が思っているよりも低い事だけはしっかりと確認できた。

浜にあがると、記録用のバンドを受け取り、足首に装着する。トランジションエリア、スイムエリア、受付のトライアングルが極めて小さいので、選手としては本当に助かる。思えば、石垣はこの移動がかなり長かった。もっと、長いレースも恐らくあるのだろう。

時刻はもう8時50分を回っている。間もなくオレンジキャップの30代and youngerのスタートである。スイム会場前に陣取る友とIさんと記念の一枚。何だか、息子が見に来てくれているだけで随分力が貰えるから不思議である。いつも奥さんが応援に来てくれているIさんは今日はご両親もいらしているからなおのことだろう。
Ten minutes to start
SWIM スイム1.5km

ふと気がつけば、オレンジキャップの集団の後ろに水色キャップ集団が一体となって割り込む隙がなくなっていた。特にカウントダウンもなくオレンジキャップがスタートすると自動的に一塊となって水色キャップの集団がラインまで進んでしまった。集団に埋まりバトルを乗り越えて泳ぐのは体力の消耗にしかならない。最前列とは言わないまでも前方に位置取らなければ、、と思っても後の祭り、結局最前列から5列目くらいに何とか体をねじ込んでスタートを待った。

水色キャップのスタートも突然のファーンという音で、皆一斉に浅瀬を駆けながら海に向かった。万が一ここでつまづいていたら後ろから蹴られ踏まれて命も危ういのではないかと恐怖がよぎったが、とにかく自分の泳路を見定め前へ前へと進んだ。

バトルが無かった訳ではないが、思いのほか水面は余裕があった。すぐにオレンジキャップの後方のスイマーに追いつき、追い越して行った。スピードに明らかな差があるので特にぶつかられる事も無く進む事が出来たが、しかし、雨上がりのラグーンは海水が濁り、油断すると大きく曲がってしまっている事に気づかずに進む羽目になる。
Swim course of this race. we swim twice for 1.5km.

かなり大回りをしてようやく第一マークを右折。このコースは時計回りのため左呼吸の自分には全く以て泳ぎにくい。何回かに一度はヘッドアップを交え、何回かに一度は右呼吸を交え、スピードよりも方向の維持に努める。向こう正面の直線はもろに波を受け、何度となく波に体を持ち上げられたが、自分より軽い人たちはもっと大変なのだろうとポジティブに進む。

第二マークを右折すると今度はスタート地点に剥けて戻ることに。これは三辺の中では最も泳ぎやすいパートであった。当然、泳路も集中し、若干他のスイマーと接触する事もあったが、あっという間に浜へ着く。一旦砂浜をざくざくと走ってからに週めに向かうが、応援のI夫人のMさんと友が素晴らしいポジションに陣取っていてかけ声が届く。ありがとう。ありがとう。

二周回目になると要領も得ていて、ただひたすら曲がらない事だけを心掛けて泳いだ。それでも左に大きく曲がりかけたが、周りに自分より速い人はもういないと言い聞かせ、リラックスして泳いだ。二度目の向こう正面は相変わらずの大波だったが、もうこの辺りは焦らぬように、次のバイクへのペース配分などを考えながら大きな泳ぎを心掛けた。

二度目の第二マークを曲がり、最後の浜へ向けての直線は少しだけペースを上げ、何人か追い抜いたが、もう此処で頑張ったところで対した差は無いと冷静な判断も同時にしていた事を今になって思い出す。

浜にあがると、Mさんと友の応援が目と耳に飛び込んでくる。つい、力が抜けるタイミングだけにこれは助かった。50mほど砂の上を走り、レンガ色のコンクリート敷の道を走り、トランジションに向かう。砂の上も、このコンクリートのようなレンガのような道も思いの他走りにくく、しかもレンガのようなコンクリートは足の裏が痛い。


Finished swimming by 26 min.  Supposed to be back in 25 min.

Sunday 1 July 2012

Aquathlon in my neighborhood 目黒さんまアクアスロン

トライアスロンを始めるにあたり、私が最初に参加したのが昨年10月に横浜シーサイドで開催されたアクアスロンでした。アクアスロンとはスイムの後でランを行う、トライアスロンのバイク抜きのレースです。このアクアスロンは、高価なバイクがなくても気軽に参加できる事、バイクコースを準備しなくて良い事から都心部でも開催されています。

本日、自宅から程近い目黒で目黒さんまアクアスロン大会が開催されました。トライアスロンの裾野を広げる事を主眼に置き、子供達でも参加しやすいようになっています。屋外の長水路と近隣のランニングコースを利用した大会で、手作り感いっぱいのレースとなっていました。

参加したのは私だけでなく、次男の友も参加しました。大人はスイム300m、ラン4km、子供はスイム100m、ラン1.3kmです。時間差のスタートなので、順当に私がゴールできれば友のスタート前にはプールに戻ってこられるのですが、私が招集されてからも、「パパ、トイレいってくる」とか「パパ、僕のゴーグルは?」とか聞いてくるので自分の事には全く集中できません。

成人男性は35名前後で3ウエーブに分かれてのスイム。激しいバトルが予想されましたが、第一マークを越えてからはほとんど接触はありませんでした。長水路でのスイムの良い点でしょうが、床のラインが誘導してくれるのでぶれる事なくおよげます。

スイム自体は4番くらいでゴールしましたが、その後は追い越され続け、最近俄について来たランに対する自信が粉々になった状態でのゴール。タイムも準備も分かりませんが、ランのペースは1月の10kmマラソンとほぼ同程度でしたので、スイムの後という事を考えれば上出来かもしれません。

さて、息子の応援へプールへさらに走ります。友は不安になると爪を噛んだり、何かを加える癖がありますが、予想通り私がプールに戻るとゴーグルのゴムを噛んでいました。スイムのスタートで頑張りすぎない事、人とぶつかっても止まらずに泳ぎ続ける事を伝えました。

Today's aquathlon race was the first race for my son TOMO.

息子にとっては、大会での招集と言う経験も初めて。
He looked a bit nervous waiting to hear his name.


元気にスタートしましたが、小学校1−3年の部にエントリーしているよその子供達は水泳の強者が揃っていました。一応、うちの友もKONAMIではベストスイマーというランクにいるのですが、この集団の中では真ん中からちょっと遅れるくらいのレベルでした。

何とかプールから上がり、靴を履き、シャツを着てランへ飛び出していきました。
He has done 100m swim and headed to the transition area.(green area on the left)



そこから後は、彼なりのペースで頑張ったようで、何とか無事ゴール。(ゴールシーンはビデオを撮っていて写真を撮れなかったので、あとでゴールイメージを再現した写真)
And finished 1.3km run....since I was taking video there was no photo of goal scene, I asked him to act like 'just finished"


オフィシャルホームページに掲載されていた本当のゴールシーンはこちら。
The real picture at the moment is this!


まあ、二人での参加は、準備も二倍で自分の事に集中できないという欠点はありますが、親子で喜びを共有できるというメリットには替えがたいかなというのが正直な実感です。二人とも怪我なく完走できた事が何よりです。来週、二人でトライアスロン大会にエントリーしていますので、その予行としてはいい経験を積ませて頂きました。目黒トライアスロン連合の皆様、ボランティアの皆様どうもありがとうございました。

Many thanks to the official staffs of the race, volunteers





帰宅後にシャワーを浴びて昼食をとりましたが、両肩はあまり洗いませんでした。せっかくの番号が消えてしまわないように。。。

We took shower before lunch together.  He didn't let me wash his arms because he wanted to keep the number on his arms.