Tuesday 26 April 2011

パパチャリ! Classical Japanese bicycle for men at work

思えば私の自転車の記憶は、小学生の頃にさかのぼります。あの頃の自転車といえば黒塗で5段、6段の変速機つきが定番で、ものによっては電飾まで付いていました。電飾が羨ましく感じられましたが、そんな電飾も電池を交換してまで点灯させている少年はなく、すぐに「節」電飾になってしまうのですが。。。自転車に乗るようになり行動範囲が広がる事で得られた大人感を今でもはっきりと覚えています。

 今の子供たちはどうでしょうか?本当に気の毒なのですが、5年生の我が子が自転車に乗って友達と街を探検していくことはほとんどありません。誰かのうちで遊ぶという習慣自体がなくなっているようで、遊ぶときは校庭開放の時間帯に学校で遊んでから帰ってきます。塾や習い事でかなり忙しそうです。

 街中を見回しても、自転車屋に行ってもあの頃のような子供用自転車は皆無です。我が家の子供たちも、街で見かける子供たちもカラフルなフレームの横文字海外メーカーの自転車が主流のようです。近所の公文教室の前に止まっている自転車も似たような車種でした。ただ、値段はあの頃の国産自転車とあまり変わっていないような気もします。

 一方、同じく30年前、私が子供の頃に大人たちはどんな自転車に乗っていたでしょうか???さすがに電動自転車はありませんでしたが、いわゆるママチャリは昔も今もかわりません。後輪が二枚になっていて間にカゴがついている三輪車も時々見かけていました。。。

 では、パパたちはどんな自転車に、、、と考えてみても中々思い出せません。ごついフレームにごつい荷台、ごついスタンドの業務用の黒自転車あたりは思い出せますが、街を駆け抜ける大人の姿は少なかったように思います。パパたちもまたママチャリにのっていた姿を思い出します。

 昨日、近所のスポーツクラブまで自転車で行ったところ、色とりどりの格好良い自転車が止められていました。ロードバイクもクロスバイクも私のようなフォールディングバイクもありました。スポーツクラブに来ているのは大人だけなので、当然これらの自転車の持ち主も大人なわけです。30年の間に大人の男性が自転車に楽しんで乗る事が許される時代になったのだなぁと改めて認識した次第です。

 まだ、パパチャリという言葉を聴くことはなく、社会的には成人男性と自転車はまだまだ結びつきが弱いかもしれませんが、いずれ、日本でも自転車文化が成熟する日が来るであろうと期待をしています。

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